愛情たっぷり保育「もうひとつのおうち」とは
人間は、3歳までに体と心を動かす「脳」の80%以上が出来上がり、人格形成されていると言われています。
その人格形成に最も大切なのは、子どもの心の中に「自分は愛されている」「自分は大切な人間である」という深い自己肯定感がしっかりと身についているかということです。
その大切な時期にたっぷりの愛情や経験をうけて、他人を信頼できる心・絆を育み、自分に自信が持てるような環境にいた子どもは、前を向いていく(Positive Thinking)思考で人生や難局に立ち向かっていきます。
そういう思考の子どもは、現在若年層間に広まる「挫折感」それに伴う「自分を殺傷してしまう行為」「衝動的犯罪行為」に関わる可能性が非常に低いとも言われています。
日々の保育がケガ・事故なく無事に過ごせれば良いというスタンスで、子どもにとって大切な時期に愛情をたっぷり注ぐという保育が十分でない保育園があるとよく耳にします。
保育士が日々の活動の多忙さ、書類の多さ等に忙殺されてしまっている要因もありますが、そのスタンスを優先事項にするのは「大人ファースト」な大人の身勝手な保育です。
子どもにとって本当に大切なことは、この大切な時期に保育園で愛情をたっぷり注いでいる保育を受けているかどうかだと思います。
「保育ルームすまいる」は、子どもにとって保育園が「もうひとつのおうち」であり、保育士が愛情をたっぷり注ぐ「もうひとつのおうちのママ・パパ」であるように、「子どもファースト」の姿勢で、日々愛情をもって子どもに接するように心がけています。
自己肯定感を高める保育とは
日本の社会(教育)には、特定の「正解」に収束させ「人と違う事」「他人と違う意見」を好まない「同調圧力」的な風潮があります。
ところが、海外、特に欧米の社会(教育)は、人にはそれぞれ違う意見・感性・思考があると考え、「正解」に辿り着くまでのプロセスを否定しません。
そのプロセスを否定しないことが個人の自己肯定感を高めさせ、その自己肯定感が「個性」を育くむものだという社会(教育)の土台があるからです。
AI(人工知能)の台頭により多職種が人の力を不要としてきている現代において、今後子どもが社会に飛び立つ頃、いったいどれだけの職種が残っているでしょうか?
AIが人間に絶対に敵わないのは「創造性(Creativity)」です。
その源は「個性」であり、「個性」は自己肯定感を高めることにより形成されます。
人生は、1+1=2の整数のように正解が一つしかないことはごく稀であり、
1+1が相乗効果で3になることもあれば、逆に0になることもあります。
よって、その正解のない人生に即応でき、個性派集団のグローバル社会で勝ち抜いていくためにも、自己肯定の世界観が根付いた「個性」を育むことが大切です。
「保育ルームすまいる」は、その「個性」を育むための「自己肯定感を高める保育」を大切にしています。
日々の保育の中で、子どもの「正解」へのプロセスを否定せずに、まずは理解してあげることで、自己肯定感や肯定世界観がしっかり根付いた人間に成長させるよう努めています。