ジャパンナーサリーサービス株式会社、保育ルームすまいる各園は、2022年12月28日をもちまして本年の業務は業務終了となり、2023年1月4日より新年の業務開始となります。
本年は、保育園ご利用の皆さま、また関係各位の皆さまには大変お世話になりました。
2022年を振り返ると、World Cup Soccer⚽️での日本代表のGiant Killing、また自身が長年のファンである東京ヤクルトスワローズ⚾️のセ・リーグ連覇(こちらは個人的感想です😅)といった明るいニュースもありましたが、ロシアのウクライナ侵攻や、安倍晋三 元内閣総理大臣が凶弾に倒れるといった悲報、引き続きコロナにも振り回されていたといったどちらかといえば残念なニュースが際立った感があります。
2022年の世相を現す今年の漢字が「戦」であったように、2022年は、なかなかに大変な1年であったと思います。
中でも、静岡県裾野市での園児に対する暴行等による保育士3人逮捕のニュースは衝撃的であり、自身も保育業に携わる関係者として大変残念な出来事でした。
記事を読むに、今回の事件は、その各々保育士の暴行行為が大問題なのはもちろんですが、その保育現場が、ブラック要素の強い労働環境であった事も含めて、園長が「口外するな」という誓約書を書かせて事実を隠蔽していたといった閉鎖的な環境であった事も事件の誘発要因となってしまったのではないかと思います。
先般、閣議決定された過去最大の約119兆円の2023年度(令和5年度)一般会計予算では、業界(子育て関連)に関連する社会保障費用が約37 兆円と総予算の1/3近くを占めており、その中で約3兆4,000億円余りを子育て支援に充当して保育士や幼稚園の先生の待遇改善などを目指す予算となっています。
国としては、2022年の出生数が初めて80万人を下回る厳しい見通し「少子化問題」を踏まえて、子育て関連、保育士や幼稚園教諭の処遇改善などに力を入れている事を予算で体現しており、4月には「こども家庭庁」も発足する事により、子どもがいるご家庭への経済的なサポートに加え、仕事と子育ての両立支援など働き方の面での対応に積極的に取り組んでいます。
一方で、子育て関連予算倍増の議論が2023年に先送りされた事も含めて、その予算の公的支出は、他の先進国と比べてまだまだ低い水準であり十分ではないと思いますが、子育てしやすい社会の実現に向けて、結婚、妊娠・出産、子育て、教育、仕事への段階毎の積極的な支援策を継続的に推進して頂きたいと思います。
冒頭のアイキャッチ画像ですが、こちらは、イギリスの芸術家のバンクシーが、ウクライナ国内で、ロシア軍の攻撃で被災した建物に描いた壁面画です。
白帯柔道着姿の子どもが、ロシアのプーチン大統領を連想させる黒帯柔道着姿の大人を投げているその描写は、世界に対して「ウクライナはロシアに絶対に負けない」といった強いメッセージを発信していると思います。
この壁面画をニュースで見て、私自身がそのメッセージ性にインパクトを受け、2023年は、当社が新規事業として人材紹介・留学エージェント業務をスタートさせる事もあり、小さな自分が大きなものを投げ飛ばす勢いで進んでいきたい気持ちを現す意味で使用させて頂きました!
最後になりますが、2023年もジャパンナーサリーサービス株式会社、保育ルームすまいるをご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
寒気いよいよ厳しき折、ご自愛のうえ、良いお年をお迎えください🎍
代表取締役 斉藤 重仁